鄭東新区白沙組団連雀高速以北区域地区計画設計競技

概要

敷地:中国河南省鄭州市
種別:マスタープラン設計競技
期間:二〇一七年一~三月
設計チーム:磯崎新アトリエ、羽藤英二(東京大学)、梅岡設計事務所、久保田宗孝(イソザキ・アオキ・アンド アソシエイツ)、京谷建築設計室

テーマパークという捏造

 黄河沿いの広大な敷地にテーマパークをつくることになった。
 更地に新市街地を計画するのは非常に難しいことだ。建築家が関わってよい仕事であるかどうか疑ってさえいる。ところが、このプロジェクトには、いわゆる新市街ではなく、テーマパークを主体とした地域を計画するという特異なコンセプトが据えられた。そのテーマパークは歴史をテーマとしていて、中国史ひいては人類史を体験できる遊興空間となる。それは無理矢理その土地に参照すべき歴史をねじ込むということでもある。こうとまでなれば都市計画という行為そのもへの懐疑も薄れ、計画への動機付けはいささか異なったものとなってくる。明確で単純な目的をもったとき、「計画概念」は極めて有効な手段となるからだ。
 ファイナリストに残っているという情報はあるものの、結果はまだ出ていない。(二〇一八年四月十日)